顔を描き込む前に、シルエットでキャラを見分けやすくする練習
髪色や目の形を変えても、並べると似て見える。そんなときは外側の輪郭に注目してみましょう。同じ体格でも、髪・衣服・持ち物の大きな形を変えると、見分ける手がかりを作れます。
黒く塗ったときに残る形を見る
描いたキャラを小さく表示し、目や服の模様を隠したつもりで眺めます。頭の形、肩から裾への線、鞄や帽子の出っ張りなど、外周に残るものが今回の材料です。黒塗りで必ず見分けられることを、すべての絵の条件にする必要はありません。細部に頼りすぎていないかを見る練習です。
似た制服を着る三人なら、姿勢や持ち物の位置も使えます。全員に大きな装飾を加えず、一人は短い髪、一人は肩にかかる髪、一人は髪を結ぶなど、違いを置く場所を選びます。
一つの形だけ変えて、三案にする
同じ配達人を、短い上着と丸い鞄、長い上着と細い鞄、袖の広い上着と背負い鞄の三案にしてみます。顔と体格はそろえ、服と荷物の外形だけを変えます。何が印象を変えたのかを比べやすくするためです。
丸いから必ず優しい、尖っているから必ず悪役、と決める必要はありません。形の印象は作品の画風や前後の表現でも変わります。自分がどの形で描きたい動作を想像できるかを選ぶ基準にしてください。
特徴を重ねすぎず、離して置く
大きな襟、長い髪、肩の装飾を同じ場所へ集めると、それぞれの境目が読みにくくなることがあります。髪の一部をまとめる、襟を小さくするなど、見せたい形の周りに空きを作ってみます。
残す特徴:片側に結んだ髪、丸い鞄、短い上着。
省略するもの:小さなボタンの数、遠目では見えない刺繍。
特徴を三つほどに絞るのは、数を守るためではなく、省略する場面でも覚えておきやすくするためです。
正面と横向きで、同じ人物に見えるか
正面で気に入った案を、横向きと座り姿でも小さく描きます。正面でしか見えない飾りだけが特徴なら、横からも残る鞄や髪の形を足す案があります。逆に向きごとに違う魅力を出す選択もできます。
外見ガチャで引いた服や装飾を使うときは、好きな一項目を残して三案に変形してみてください。完成絵に進む前に、見せたい特徴を一文で説明できれば、細部を足すときの基準になります。